空き家の行政代執行の恐怖!リスクを回避する方法は?
こんにちは。
空き家管理・片付けのプロハーツ浜松本店です。
タイトルにあるとおり本日は空き家の行政代執行について。
ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、
そもそも行政代執行って何?という方も多いと思うので簡単に補足をしておくと、
行政代執行とは「老朽化した空き家を強制的に取り壊す行政措置」のことです。
今回はこの「行政代執行」のリスクや対策について記事を書いていこうと思います。
ほおっておくと怖い?行政代執行のリスク
まず空き家の持ち主にとって、行政代執行はどんなリスクがあるのか具体的に見ていきたいと思います。
基本的に空き家を持っているだけで執行を受けることはありません。
ゴミの放置、保全をせず倒壊しそうなリスクがある空き家など、行政から改善要求があるにも関わらず放置をした場合+取り壊しに緊急性があると判断された場合に限り、行政代執行を受けることになります。
行政代執行を受けて取り壊される空き家の解体費は、すべて空き家所有者に請求がいくので、費用はすべて空き家所有者が負担することになります。
取り壊してくれるんだったら解体業者への依頼の手間がはぶけていいじゃん。
と思う方もいるかもしれませんが、行政代執行にて解体を担当する業者は、行政の職員が依頼をするため、アイミツを取って費用をおさえる、などということをやってくれるわけではありません。
当然ですが、自分でやりくりして依頼するより解体費が高額になるケースは起こり得ますよね。
さらに怖いことに、この解体費用を仮に払えなかった場合は、所有者の財産差し押さえなど行政が強制的に徴収する権利があります。
金銭的に大きな負担がかかる前に、空き家の管理や売却をしっかりと計画していく必要があるでしょう。
行政代執行の事例
ちなみに行政側も急にこのような措置をするわけではなく、事前に告知や改善提案など、空き家に対してのさまざまな取組みを行っています。
住宅:空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報 – 国土交通省
また、これらの措置に応じて実際に行政代執行の対象となった事例も国土交通省の資料に載っています。
興味のある方は目を通してみてください。
まとめ
よほど放置をしなければこのような事態にはならないですが、空き家の所有者であるならば対策は必要です。
売却をするのか管理をするのか、適切な対策で身に降りかかる負担は少なくしていけるとよいですね。